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こんにちは、発達障害+知的障害のある凸凹男子(小学生)を育てている もも です。
今日は、わが家の夏の恒例行事——ディズニーの話です。
でも、キラキラした「楽しかった!」の記事ではありません。最初に正直に書いておくと、わが家でディズニーが大好きなのは、息子以外の全員です。
息子はディズニーが嫌いなわけじゃない。でも「どっちでもいい」というスタンス。「こんなに待たされる意味が分からない」——たぶん、そう思っています。
それでもわが家は家族でディズニーに行きます。その温度差をどう埋めているか、実際に使った配慮のサービスと合わせて書きます。
障害のある子が使える「DAS」を利用しました
まず制度の話から。
ディズニーには、列に並び続けることが難しい方のためのサービスがあります。いわゆるDAS(ディスアビリティアクセスサービス)です。
わが家は療育手帳(自治体によって「愛の手帳」など名称が異なります)を持って行き、乗りたいアトラクションの前でお願いしたら、その場で手続きをしてくれました。
事前に何か特別な予約が必要だと身構えていたのですが、実際はとてもシンプルでした。
ただし、一番最初の受付だけは少し時間がかかります。サービスの説明をきちんとしてくれるためです。2回目以降の手続きは5分もかからず、あとはとてもスムーズでした。
「最初だけ余裕を持って」——これだけ覚えておけば大丈夫だと思います。
使ってみて、一番助かったこと
DASの一番の恩恵は、待ち時間を自由に過ごせることでした。
長い列に並び続けるのではなく、順番が来るまで別の場所で待てる。今年の夏は本当に暑かったので、わが家はほとんどレストランで待っていました。
これが列の中だったら、と考えるとゾッとします。暑さと人混みと「いつ終わるか分からない待ち時間」——うちの子には、たぶん耐えられなかった。
「並ばずに済む」以上に、「涼しい場所で待てる」ことの価値が大きかったというのが、今年の実感です。
それでも心配なことは残る
配慮のサービスがあっても、消えない不安もあります。
ひとつは、迷子。
人混みではぐれたら、と思うと気が気ではありません。ヘルプマークをつけていても、心配は消えない。息子は自分の名前や連絡先を言葉で説明できないからです。
ヘルプマークの話はこちらに書いています。

もうひとつは、着ぐるみ。
息子はぬいぐるみが大好きです。お気に入りを連れて行くくらい好き。でも、動いて話す等身大のキャラクターは別物らしく、たぶん一緒に写真は撮れません。
「ディズニーに行ったらキャラクターと写真」——そんな定番も、うちには当てはまらない。それでいいと思っています。
わが家の答え:ディズニーホテルに泊まる
家族の温度差をどう埋めるか。わが家の出した答えは、ホテルに泊まることでした。
理由は3つあります。
① 休憩できる基地がある
息子にとって、パークは刺激が多すぎる場所です。部屋に戻って休める。この安心感は、日帰りでは絶対に手に入りません。
② 移動が楽
パークとホテルの行き来が短いだけで、疲労がまったく違います。
③ 家族が「別行動」できる
これが一番大きいかもしれません。わが家の一日はこうです。
- 上のきょうだいは、早朝から入園して閉園まで全力で遊ぶ
- 私と息子は、朝だけ一緒に入って、そのあと部屋に戻ってチェックアウトまで休憩
- 休んで回復したら、また合流してもう一度パークへ
全員が同じペースで動かなくていい。 ホテルに泊まると、これができるようになります。ディズニー大好きな家族も満足、疲れやすい息子も無理をしない。
そして息子にとってのディズニーは、ホテルとおいしいレストランのセット。本人の中では、そっちが主役です。
正直に書きます。うちは、余裕があるわけじゃない
ここまで読んで「ディズニーホテルに毎回泊まれるなんて、余裕のあるお家ね」と思われたかもしれません。
まったく違います。
2年前までは、周辺の安いホテルに泊まっていました。少しでも安く、少しでも長くパークにいられるように——そうやって何度も試行錯誤して、たどり着いた結論が「ホテルにお金をかけたほうが、うちは絶対にうまくいく」でした。
だから今は、ここに全振りしています。他のことは削ります。旅行の回数も、行き先も、ディズニーとホテルに寄せる。わが家は「人生の楽しみ」の置き場所を、ここに決めたというだけの話です。
障害のある子との旅行は、選択肢が限られます。だからこそ「安く済ませる」より「確実に成功させる」ほうが、結果的に無駄がない——というのが、失敗を重ねた末のわが家の結論です。
わが家が実際に使っているのは楽天トラベルです。
実際に泊まった部屋と過ごし方
参考までに、今年の夏の2回を具体的に書いておきます。
1回目:ディズニーランドホテル(パークグランドビューの部屋)
シンデレラ城が見える部屋で、ラウンジも利用できるタイプ。部屋からお城のショーを眺めて、キャラクターに会えるレストランで食事をして、ゆっくり滞在するだけ。この日は一度もパークに入りませんでした。
2回目:ファンタジースプリングスホテル(ホテルエントランス側の部屋)
部屋からはリゾートラインが見えました。夜はホテル内のレストランで食事。翌朝は宿泊者特典の早朝入園を使って、私と息子はアトラクションを1つだけ乗って、あとはチェックアウトまで部屋で休憩。上のきょうだいはそのまま遊び続けました。
「1つだけ乗って帰る」——もったいないと思われるかもしれません。でも息子にとっては、これがちょうどいい量なんです。
「パークに入らない日」があってもいい
さっき書いた1回目——パークに一度も入らなかった日の話を、もう少しだけ。
上のきょうだいは、正直ちょっと物足りなさそうでした。でも、息子は大満足だったんです。
チケット代を払って、朝から並んで、閉園まで回る。それが「正解のディズニー」だと、私はずっと思っていました。でも息子にとっての最高の一日は、部屋から景色を眺めて、おいしいものを食べる日だった。
「せっかく行くならパークを回らなきゃ」と思っていた自分に、今年やっと言えました。入らない日があってもいい。それも立派なディズニーの楽しみ方です。
反省:見通しを作ってあげられなかった
うまくいかなかったことも正直に書きます。
今年、私は準備が足りませんでした。
息子は「並ぶ」がどれくらいの時間なのかイメージできません。見通しが立たないと不安になる子です。その結果、短い待ち時間でも何度もトイレに行きたがりました。
あれは、たぶん不安のサインでした。
家では「時間の見える化」を徹底しているのに、非日常の場所ではそれをすっかり忘れていた。次は写真やスケジュールで見通しを作ってから行きます。
時間の見える化については、こちらに書いています。

おわりに
障害のある子との旅行は、「行けるかどうか」で悩みがちです。
でもわが家の場合、答えは「全力で楽しむ」でも「あきらめる」でもなく、その真ん中にありました。配慮のサービスを使い、ホテルで休み、無理な日はパークに入らない。家族それぞれが違うペースで楽しんでいい。
息子にとってのディズニーが「ホテルとレストラン」でも、それでいいんです。楽しみ方は、その子の数だけあります。
※この記事は、わが家の体験にもとづきます。サービスの内容や利用条件は変更されることがありますので、最新の情報は公式サイトでご確認ください。


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